ウニ漁が最盛期に

いよいよウニの本気採り!

種市のウニ漁は、「素潜り」と、箱めがねを覗きカギで採る「サガシ(探し)」との二種類の方法があります。今日は荒天で一日遅れとなった「サガシ(探し)」の初日。増殖溝に移植したウニ採りに人が集中していました。これからの漁は、朝ドラ「海女ちゃん」でお馴染みの「本気採り」、種市では「個人採り」と呼び、水揚げは個人の収入となるため漁業者にとってはもっとも力の入る漁になります。

当川尻生産部は、「素潜り」に先駆けてまずはサガシ(探し)から始めました。次の大潮(7月4日頃)には素潜りによるウニ採りが始まります。いよいよ種市のウニも最盛期に入ってきました。

種市のウニ漁を支える干潮時の増殖溝です。増殖溝の水深は1~2mですが、満潮時は、水位がここから約1.5mあがります。この地盤は満潮になれば水深約1.5mの水底になります。

この増殖溝は外海とつながっており、ウニのほかにアイナメソイマコガレイヒラメ、海タナゴ、たこなど季節に応じた魚が出入りしています。