釣り船福丸

《船長のプロフィール

氏名

畑中伸悦(ハタナカ シンエツ)

 

苗字は海とはなれた畑の中です。

名前(シンエツ)は、大体正確には読んでもらえません。

 

神仏関係者と聞かれたこともありましたが無縁です。 

あまり信心深くありません。改心しなければ・・。

 1953年6月生まれです。1971年静岡県焼津市の遠洋マグロ漁船(南マグロ専門)に乗り、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカへと出かけました。船名は福丸ならぬ福一丸、焼津ではちょっと有名でした。

 

1979年イラン革命に端を発した第二次オイルショックで燃料油が高騰、採算悪化は避けられず、年々漁獲高も減少、この辺が潮時と判断して下船しました。

 

再就職した会社が、そのオイルショックを契機に設立した原油備蓄会社でした。

海上生活からの転職は、まさに陸に上がった河童、何もかもがこれまでと違うことに少なからずショックを受けました。

 

それでも原油タンカーに関わる仕事などをさせてもらいながら、32年勤めて2013年定年退職しました。

 

退職後は、ウニの移植など潜水士のアルバイトをしながら、素潜りでウニや鮑漁もしています。

船釣は、小さな正漁丸で退職前からずっと継続していました。

 

余暇を利用して木工もやりました。

きっかけは小屋の補修でしたが、やり始めると夢中になれるところがあって、はまってしまいしました。

 

それで、物置と作業小屋も建ててしまいました。

その小屋は、いくつかの台風をドキドキしながらやり過ごしましたが、まだ飛ばされずに建っています。

 

大工の友達がいて助かってます。

さらに木工細工もやりたくて孫のおもちゃ、テーブル、棚などを手当たり次第に作ってしまいました。

 

庭木や盆栽もいじってます。

苔も少し栽培してます。

 

どれも年中手入れに忙しい割には、人に見せられる代物にはまだなりません。

私より余寿命の長いこれらを人様に見せられる様に立派にしてあげられないことに贖罪意識はつのるばかりです。

 

ある日、友人(元遠洋マグロ船漁労長)から売船の情報、その船主が別の友人(元漁協参事)と親戚とのことでした。

早速船を見せて頂いたところ、現役で刺し網や遊漁をしており♪か~たは古いが時化には強い~♪船と思いました。

 

譲渡をお願いしたところ、快く承諾していただきました。ありがたいことです。これが福丸です。

 

海が大好きで、いまだに海から離れられないでいます。 幸せなことです。