ライトアップの角館をめざす道すがら、抱返り渓谷に立ち寄りました。
すでに夕方近くて色合いを心配しましたが、全くの徒労でした。
全山紅葉は、圧巻でした。
深い谷を流れる川は、神秘的に蒼く緩やかに流れていました。
深い渓谷は、いにしえの狭く厳しかったであろう「抱返り」の道を彷彿とさせました。
今は、快適な遊歩道が整備されていました。
終点にある回顧(ミカエリ)の滝は、迫力と優雅さを併せもつ魅力がありました。
帰路は、同じ道を戻るのに違う景色にみえてふたたび楽しめました。
角館では、まずライトアップまで時間つぶしのコーヒータイムにしました。
それにしても明かりが少なくてライトアップ終了かと心配になりました。
喫茶店で派手な「光のページェント」ではなくて「大人のライトアップ」と教えていただきました。 コーヒーも美味しかったです。
あちらこちらの黒塀越しに灯りがともされて道行く人々を誘います。
なるほど風情のある控えめな「大人のライトアップ」でした。
まだ色づかないもみじも淡い光に浮かび上がりました
小路の店に誘われ、そこで目にした盃に惹かれてしまいました。
一度は、通り過ぎた盃ですが、どうしても気になりまた戻りました。
衝動買いをこの盃との一期一会とこじつけてみたものの、なぜ京焼を秋田で買う羽目になってしまったのだろうか・・・?
ふつふつと湧くこの疑問を振り払いつつ、早速この盃で晩酌を・・・と3時間余りの帰路につきました。
深夜の晩酌は、格別でした。