梅雨末期を思わせる本降りの雨になりました。
降りそそぐ雨が鬱陶しくも波がなく風も吹かない穏やかさは幸いでした。
上げ止まりとはいえ相変わらず流れない潮はアタリを遠ざけるのに力を貸したようです。
こんなときは船を走らせるしかありません。
船を走らせても魚の活性はあがりませんがポイントをできるだけ広く探ることにしました。
強くなったり弱くなったりをくり返しながらも止むことのない雨は無情でした。
ときおり来る良型が雨に萎えがちな集中力を鼓舞してくれました。
アタリがでると時合かと期待します魚達は気まぐれでした。
何回かダブルヒットがあって喰い気を見せたかに思わせながらなかなか気難しさはほぐれませんでした。
雨の中ポイントを転々とする時間が過ぎていきました。
終盤に少し風が吹き船がほどよく流れはじめると間もなく納竿となりました。