山から海へ吹き降ろす風が秋の終わりを告げる朝でした。
その後も潮の下げ止まりで心配した時合の悪さを払拭するかのようにソイのアタリは続きました。
おとなしすぎて予想だにしなかった良型ヒラメが手元で姿をみせた刹那尾びれを翻して海深く消えていきました。嗚呼!
風があり潮も速めでしたが釣り難さは感じさせずに流れていました。
アタリはポツリポツリと続いてこれまでの不調とはちょっと違う雰囲気になりました。
痛恨のバラシからしばらくの間もったいぶっていた狙いのヒラメはやっと顔を見せてくれました。
しかし流石に好調はいつまでも続かずしだいにアタリは遠のきました。
満潮に向けた潮が動き時合が最高潮に達するころ皮肉なことにアタリは途絶えてしまいました。
時合の良さに期待をよせて臨み続けましたがアタリは戻らないまま納竿となりました。