昨夜来の風浪が予想以上に高い朝でした。
元の職場の仲間達が来てくれました。
でも私は風浪に船を支える手が離せす世間話もままならないスタートでした。
船が揺れて釣りに集中し難くてもてるスキルを発揮できないバッドコンディションになりました。
それでもパラパラとイナダが顔を見せてくれました。
そのイナダも一巡すると静かになってしまいました。
サワラらしいアタリは残念ながらラインブレーク、手にその感触を残したまま姿をくらましました。
そのうちに好転するとの風浪予報にかけた期待はどうやら裏切られたようです。
船の上下が大きく難しいコンディションも手伝って根魚は好転しない風浪予報以上に期待を裏切ってくれました。
いい意味で期待を裏切ったのはヒラメ、根がかりを外してまだ手持ちしていたジグに喰い付いてきました。
ジギングロッドよりも良い「腕」をお持ちの方・・・おみごと!
その後も風浪は治まらず早上がりとさせていただきました。
操船の手が離せなくてで叶わなかった世間話は下船してから楽しませてもらいました。
予想以上の風浪や期待を裏切る根魚に恨みもこもる話に花が咲き釣果写真を撮りそこねてしまいました。
釣果はお一人様数尾といったところでしょう。
早上がりをして改めて予報の見方と快適な釣り環境(風速、波高)について考えさせらました。
そしていつもの答えに行き着きました。
予報は当たるだろうか?・・・・・スパコン予報を私が評価することは無理無駄無茶なことなので予報を信じます。
適切な釣り環境はどのくらいだろうか?・・・・・個人差があるので定量的な評価は困難です。
「この程度で船を出さないの?」と「こんな日に船を出すの?」はともに風浪が同程度であることが少なくありません。
同じ風浪でも個人によって当然ながらその評価は分かれます。
ということでこの際に改めて福丸の運用について紹介させていただきます。
福丸の「出港基準」は風速10m/s、波高2mです。
しかし適切な「釣り環境」を維持する目安は風速8m/s、波高1.8mが限界と考えております。
海上で風速・波高がこの限界に近づけば帰港することを検討し限界を超えれば原則帰港します。
帰港の判断にあたってはその時のお客様の状況(船酔い等)も考慮させていただきます。
もちろん「出港基準」に達すれば直ちに帰港いたします。
ということで元の職場の皆さんせっかくのご乗船が早上がりになりましたことあしからずご了承くださいませ。
私は「朋あり遠方より来るまた愉しからずや」の心境に浸ることができました。
凪が良くて魚のご機嫌が麗しい日にまたのお越しをお待ちしております。