雲の合間

雲の合間から昇る陽の光が細く差し込む朝でした。

狙いのタラは音沙汰がなく移動すること三度目でした。

海中にゆらめいた朱い影は大メヌケでした。

先陣を切ったメヌケに気圧されたのかタラはなかなかアタリませんでした。

ポイントを転々としましたがタラは鳴りを潜めたままでした。

タラ狙いで粘ってみたもののアタリは好転せず少し浅い方へ移動することにしました。

移動した先にはサバが群れていました。

サバのかたわらで申しわけなさそうな大メバルでした。

ヤナギもサバに先を越されてしまいました。

仕掛けを落とすと即アタリはサバの喰いあげでした。

着底前に喰いあげるサバもいました。

避けても避けても避けきれないサバに攻撃されながら納竿となりました。

メバル、メヌケ、タラ、サバ、メダイ、ヤナギで六目、狙いのタラは大メヌケに気圧されてちょっとさみしい日になりました。

タラの釣果は日によってバラツきが大きくなってきました。