風浪は南からやや高くも雲ひとつない晴天に恵まれました
潮は南へやや速くて風に立てた船はゆっくり南へ進みました
南潮は次第に弱まってきて汐の下げ止まりまでまだ間があるのに流れが止まってしまいました
するとアタリはやや遠くなり、やがてピタリと止まってしまいました
翼をかすめるように海面を低く飛ぶミズナギドリはいつしか姿を消していました
青物を追って過ぎ去ってしまったのかもしれません
根魚もまったくアタリが来ないまま静かな時間が過ぎていきました
風浪を避けながらアタリを求めて浅場へ移動しました
しかしアタリがさらに戻ることはなく納竿となりました