雲ひとつない

穏やかな海と雲ひとつない晴天に恵まれました

弱い西風と微かながらも吉兆の南流にのせてスタートしました

しかし海はまったく透明感のない緑色に染まって渋いスタートになりました

アタリの間合いは遠くてサイズも小ぶりでした

潮はほどなく上げ止まりの頃合いになりました

潮が下げに転じても状況は変わりませんでした

アタリを求めて沖出しすると魚探にイサダと思しき反応がでてきました

僚船からの一報はここからさらに沖合はイサダの群れが広がっていて激渋と伝えてきました

沖出しはやめて陸寄りへ戻りながら南下することにしました

渾身の力で巻き上げた良型クロソイはこれまでまったくアタリがないまましゃくり続けていたＴ君のジグにヒットしました

健気にあきめずしゃくり続けて呼び込んだ幸運でした

T君の幸運は雰囲気を好転させて遠いながらもアタリが出てきました

潮はすでに下げ止まりから上げに転じている時間でした

風は南東へ向きを変えてやや強まり、潮は上げている頃なのに全く動かなくなりました

やや霞んだ青空は春の装いでした

春といえば海が濁るのもそうでした・・・

イサダが来るのも・・・

アタリはわずかに戻ったものの依然として遠いまま納竿となりました

アイナメ、マソイ、クロソイ、ホッケ、タラで五目、良型は出たものの渋い一日になりました

潮の濁りに加えてどうやらイサダの群れが回遊してきたようで4月はほろ苦いスタートになりました